高麗人参の世界への広まり
大航海時代にたくさんの宣教師や商人達が東アジアの国々にやってきました。これが高麗人参が世界中に広まるきっかけになりました。
オランダ人のハメルは朝鮮半島で過ごした体験談(1653〜1666年)を「朝鮮漂流記」にまとめ、この中で高麗人参を始めてヨーロッパに紹介しました。
「イエズス会士中国書簡」には高麗人参についての書簡があり、18世紀初頭の高麗人参について実物大の写生図を載せた観察調査記録があります。
モントリオール在住のフランス人宣教師ラフィトウは高麗人参の写生図をモホク族に見せて山林から似た植物を採取しました(1716年)。これ以来、北アメリカ産の山参が広東参、あるいは洋参という名前で中国に輸出され始めました。しかし、アメリカ人参の薬効は高麗人参には及ばないとされ、安値で取引されました。